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不動産証券化に関する唯一の資格 不動産証券化協会認定マスター取得ガイド 資格認定を目指すにはマスター養成講座の受講と修了が必要です 2021年度の受講申込は5月31日まで 不動産証券化に関する唯一の資格 不動産証券化協会認定マスター取得ガイド 資格認定を目指すにはマスター養成講座の受講と修了が必要です 2021年度の受講申込は5月31日まで

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スキルアップや人材育成のために
多くの企業が不動産証券化協会認定マスター
の資格取得を奨励しています

マスター認定者になるための学習は、
不動産市場と金融資本市場の融合によって成長してきた「不動産証券化」の基礎を学ぶことです。

習得した知識や資格取得後のネットワークは
不動産に関する幅広いビジネスに役立たせることができます。

特に次の方は、マスター資格認定を目指すことをおすすめします。

  • 個人の方個人の方
  • 経営者、管理職の方経営者、
    管理職の方
  • チェック不動産業や金融業に従事している方で不動産投資運用業に興味がある
  • チェックアセットマネジャーなど資産運用業に興味がある
  • チェック不動産業に従事していて「不動産証券化」をよく耳にする。
    不動産証券化に関する知識を吸収して業務に役立たせたい
  • チェック不動産や金融業界への転職を目指している
  • チェック不動産仲介業に従事しているが新しいビジネスネットワークを構築したい
  • チェック不動産投資のプロになりたい
  • チェック一般事業会社で財務や企業不動産管理に携わっていてさらに実務知識を深めたい
  • チェック不動産証券化のスペシャリストを育てたい
  • チェック社員のビジネススキルとコンプライアンス意識を高めて顧客の信頼を一層強固なものにしたい
  • チェック不動産証券化事業に興味があるが取組み方が分からない
  • チェック社員の不動産・金融知識の向上を図りたい

不動産証券化協会認定マスターに
なるメリットとは

不動産証券化協会認定マスターとは、
不動産と金融分野にわたる幅広い実践的な専門知識を有することを社会的に証明する資格です。

不動産の投資とファイナンス分野におけるプロフェッショナルの入り口に立つ人材として、
今や不動産投資運用業への就業には欠かせない資格といわれています。

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市場の成長を担う
使命感を共有する

2006年に一般公開されたマスター資格制度は、不動産証券化に関する高度な専門知識と高い職業倫理を有する者に「不動産証券化協会認定マスター(ARES Certified Master)」の称号※を与えるもので、資格認定のための学習と認定後の継続教育を通じて不動産証券化に関する実践的な専門知識を体系的に学ぶことができる教育プログラムとして、不動産証券化市場の健全な発展を人材育成面から支えています。マスター認定者には、将来のリーダーとして、市場の発展を担う使命感を求めています。

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幅広い領域で活躍

2023年4月現在、約10,500名の方がマスター・アソシエイトとして資格認定され、不動産投融資に関する幅広い領域で活躍しています。マスター認定者の多くは、不動産会社、建設会社などの不動産業や、銀行、信託銀行、証券会社、保険会社、資産運用会社などの金融業をはじめ、法律事務所、監査法人、不動産鑑定評価機関、税務会計事務所、政府系機関、シンクタンク、コンサルティング、格付機関など不動産証券化を支える各分野の専門機関に従事しています。また最近は、鉄道会社などの運輸業や地方金融機関、一般事業会社の財務や事業企画に籍を置く方も増えています。マスター認定者には、専門家として不可欠な幅広いネットワークの形成が求められています。

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不動産証券化に関する
最先端の情報に触れる

絶えず変化し続ける経済社会では、競争力の維持、向上のためには従来にも増して従業員に対する人材育成の機会の提供が重要になります。不動産証券化のみならず不動産全般に係る専門知識と高い職業倫理を継続的に習得できるマスター資格制度は、不動産証券化に関する最先端の情報を共有できるものとして多くの企業で人材育成・社員研修等に活用されています。

〜なぜ多くの企業で活用されているのか〜

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準公的な資格保有者
としてのステイタス

不動産証券化協会認定マスターは、不動産特定共同事業の人的要件である「業務管理者」の能力の審査・証明事業(登録証明事業)として国土交通大臣の登録を受けています。マスターの資格認定に加え、不動産証券化協会が定める実務経験要件を満たすことで「業務管理者」の能力を有する者として不動産証券化協会から証明を受けることができます。

この証明は、“業務管理者” の能力の証明のほか、不動産投資顧問業登録の人的要件である“重要な使用人”や“判断業務統括者”、宅地建物取引業の「取引一任代理等」認可の人的要件“重要な使用人”の知識要件として利用されています(いずれも国土交通省所管)。

また、金融商品取引法制(金融庁所管)では不動産関連特定投資運用業を行う場合の要件の一つとして上記の不動産投資顧問業のうち「総合不動産投資顧問業」の登録を受けていることが規定されていることから、不動産証券化協会認定マスターは金融商品取引法制においても重要な資格として位置づけられています。

※この証明を受けるには、マスターの資格認定に加え、不動産証券化協会が行う実務経験審査を別途受ける必要があります。詳細は新制度を参照。

資格認定を目指すにはマスター養成講座の受講と修了が必要です
2024年度の申込み受付は終了しました

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なぜ幅広い不動産ビジネスで
役に立つのか

マスター養成講座であなたが学習する内容は、
不動産や金融・ファイナンスの基礎知識や関連する法制度を幅広く網羅しています。
これらの知識をさらに深めることで事業評価など資金調達に関する様々な業務に応用することが可能です。

田邉 信之

公立大学法人宮城大学 客員教授
不動産証券化協会フェロー
教育・資格制度委員長

田邉 信之

学習内容は関連ビジネスの常識へ

「不動産証券化」というと、聞いたことはあっても、何か専門的な特殊領域であるように感じ、自らの業務とは関係がないと思われることも多いようです。もちろん、専門知識を要する分野であることは事実ですが、不動産証券化がビジネスツールとして定着した今日、不動産の売買や開発にファンドやSPC(証券化のための特別目的会社)が関与するケースが飛躍的に増えていますし、不動産証券化で用いられる考え方や実務が不動産ビジネス全体にも大きな影響を及ぼすようになっています。また、不動産業に限らず、企業の資金調達において、従来型のコーポレートファイナンス(企業金融)だけではなく、不動産証券化を含むアセットファイナンス(資産担保金融)が活用されるケースも着実に増えてきました。Jリートをはじめ、資産運用対象としても、不動産証券化商品の重要性は高まっています。
不動産証券化は、不動産市場と金融資本市場が融合しつつ成長している市場です。従って、不動産証券化を学ぶことは、これらの各市場の基本的な制度、考え方を習得することでもあります。最近では、不動産証券化の対象は、オフィスビル、住宅、商業施設ばかりでなく、物流施設やホテル、ヘルスケア施設、インフラ、さらにはアウトバウンドなどへと急速に拡大しています。ESG投資やデジタル化なども進展しています。市場発展の中核となることを期待されるマスターの有資格者は1万500人を超え、そのネットワークも拡大しています。2024年度養成講座から一部制度改定を行い、より多くの方がマスターを目指すことが可能になりました。不動産証券化は社会資本や成長分野に国内外の投資資金を導入する役割を果たしており、これからもサステナブル(持続可能)な市場の成長を通じて、多くのビジネスチャンスをもたらすことになるでしょう。

マスター認定者に求められる専門家としての
4つの能力

不動産証券化協会認定マスターのロゴマーク(4本の柱)が表しているのは、
マスター認定者に求められる、専門家としての以下の4つの能力です。
マスター認定者は、継続教育の受講などを通じて、これら4つの能力の向上が求められています。
これらを通じて不動産証券化商品市場の健全な発展に尽すことがマスター認定者の使命です。
詳しくはこちら

優れた実務能力

マスターの資格認定には「マスター養成講座」の全課程を修了することが必要です。「マスター養成講座」を修了するためには、金融や不動産分野の幅広い知識の習得に加え、投資分析等の模擬訓練を受け、一定の実務知識を身につけることが求められます。
さらに、資格認定後は、不動産証券化協会が実施または指定する継続教育の一定の受講が義務付けられ、資格認定を維持するために実務能力向上に努めることが求められます。

※2024年度コースの受講者は、これまで資格認定に求められていた「金融又は不動産の2年以上の実務経験」が必要なくなります。詳細は新制度を参照。

【継続教育】
マスター資格制度は、単に資格を付与するためだけに創設されたものではなく、市場の健全な発展を担う人材育成のための教育プログラムとして創設されました。
マスター認定者は、資格認定後も継続教育の受講等により、法制度等専門知識の更新や向上、コンプライアンス意識の徹底などマスター認定者に求められる能力の向上が求められています。

高い職業倫理意識

専門家は、顧客との信任関係のもとで、顧客の利益のために専門能力を充分に発揮し最善の努力をすることが求められます。特に、不動産投資運用に携わる者は厳格に忠実義務を果たし、投資家をはじめ全てのステークホルダーから確固たる信認を得なければなりません。マスター認定者には、行動規範としての「不動産証券化協会認定マスター職業倫理規程」を遵守し、専門家に相応しい公正かつ適正な行動が求められます。

【職業倫理】
マスター資格制度が資格認定者の職業倫理を重要視しているのは、マスター認定者が専門家として投資家など顧客から確かな「信認」を得ることこそ、市場に関わる者(マスター認定者の集団)にとっての利益である、という資格制度創設の理念が込められているからです。職業倫理行動はマスター資格制度の根幹に大きく関わるものであり、優れた実務能力と並んで車の両輪を成すものです。

【倫理行動モニタリング】
不動産証券化協会は、マスター認定者に対して専門家に相応しい行動がとられているかモニタリングを行います。そのためにマスター認定者の氏名は、名簿の縦覧などで一般に公表されます。また5年ごとの資格の更新時には、更新者の行動について他のマスター認定者による相互評価(ピアレビュー)を行い、これらを審査します。

市場の発展を担うという強い使命感

マスター認定者には、将来のリーダーとして、市場の発展を担うという使命感が求められています。これを具現化するために継続教育では「相互学習」という考え方を導入しています。実務で新しく得た知識を自分ひとりのものにせず、業界の共有知識にすることの意義を前向きに認める価値観をマスター認定者には求めています。これは、マスター認定者が真のプロフェッショナルとして、業界と市場の発展に使命感を持つリーダーになって欲しいというマスター資格制度の理念でもあります。

幅広い人的なネットワーク

マスター認定者には、専門家として不可欠な幅広いネットワークの形成が求められています。不動産証券化協会ではマスター認定者への継続教育としてネットワークを広げるための機会を提供しています。不動産売買や仲介、投資分野の新たなビジネスネットワークの構築が期待できます。

幅広い人的なネットワーク

合格者の声

「学習内容は膨大だが、実務で役立つ充実したテキスト」

芙蓉総合リース株式会社
笹岡 蒼太さん(M2109903)

自らのキャリアにおいて現物不動産に対する知見を得る機会はあったものの、ビークル(SPV)を活用したスキームに触れる経験が無かったことから、不動産証券化に関する知識を学び、顧客への提案の幅を広げたいと考え、本講座の受講を決意しました。実務を通じて一層の研鑽に励み、今後の不動産業界の発展に貢献していきたいと考えています。

「Course1覚えたての知識をCourse2で実際に使うことで理解が深まった」

三井不動産投資顧問株式会社(三井不動産株式会社より出向)
中西 友梨奈さん(M2009149)

弊社には、専門知識の維持・向上を目的とした資格支援制度があり、ARES マスターの取得も推奨されていたため本講座を受講いたしました。受講を開始すると、実務で触れながら頭の中で点在・散在していた事柄が、Course1 を通して体系化されていき、非常にすっきりしました。

「ファイナンスや市場動向等幅広く知識を得ることができた」

西日本旅客鉄道株式会社
大厩 智也さん(M2110211)

不動産証券化に精通した人材育成が急務となっており、基礎となる知識を体系的に取得するべく、本講座を受講しました。コロナ禍を経て社会変容が急激に進行する中、今後も継続して研鑽に励み、不動産証券化を通じた西日本エリアの持続的発展に寄与して参りたいと思います。

女性マスターに対する
期待の高まり

近年、不動産投資運用の分野で活躍する女性実務家の増加を背景に、マスター資格を取得する女性が増加しています。不動産の運用管理の業務は女性にも向いているともいわれており、この分野で活躍する女性が増え続けています。

Jリート資産運用会社で勤務する女性実務家の一日

スターアジア投資顧問株式会社
(スターアジア不動産投資法人の資産運用会社)

取締役兼財務管理部長菅野 顕子さん(M2009506)

1日のスケジュール

08:30

オフィス到着

始業前のウォーミングアップ
朝刊、証券会社から送っていただいているアナリストレポートを読みながら、脳みそのエンジン稼働準備。
リート全銘柄の投資口価格の寄り付きを確認。
前日に新投資口発行の公表をしたリート、業績予想を発表したリート、借入れを発表したリートの借入れ条件の変化など、前日の適時開示内容が市場でどのように評価され、今日の投資口にどのような影響を与えるのか、自分なりに分析。さらには未明に公表されたFOMC決定に伴い、外国為替市場の動きも確認します。

09:30-10:15

社内全体ミーティング

資産運用会社18名全員での週次の定例会議。
全体の目標の共有、連絡事項の他、保有物件60物件のすべてについての情報共有。物件の状況を把握できる重要な会議です。
月末の稼働率見込み、退去/入居の状況とそれらのテナントの業種、退去/入居の理由、リーシング活動状況、修繕、原状回復工事などの進捗、その他課題の共有です。期末も近づいてきたので、NOIの着地見込みを頭におきながら全員で情報を出し合います。

10:30-11:00

取締役メンバーでのミーティング

法定の取締役会とは別に、取締役メンバーで自由な意見交換。将来に向けた議論

11:00-11:30

物件ロールアップミーティング

取得候補物件について、今後検討を進めるかどうか、メンバーがそれぞれの角度から意見を出し合って議論します。現地を見てきた人の意見はとても貴重です。不動産は「足をつかって、現地を見て」という基本が大事だと再認識。

11:30-12:00

ミーティング議事録作成

朝に実施した社内全体ミーティングメモを見ながら、改めて議事録を作成します。一見重複している業務に見えますが、改めて議事録を作成することにより、頭に叩き込まれ、どんなときでも物件の直近の状況が頭に浮かび、質問されたときの回答に瞬発力が生まれます。

12:00-13:00

グループ会社のメンバーとランチミーティング

会議室にそれぞれランチを持ち寄って、グループ会社のメンバーとランチミーティング。
毎回議題などは決めていなく、売買マーケット、賃貸マーケット、アセットタイプ、エリアなど考え方を意見交換したり、将来的な話を含めて自由な議論。

13:00-15:00

プレスリリースドラフト作成

この先、数件のプレスリリースを予定。各担当から各種契約書などの資料をもらい、ドラフトを作成。物件説明の文章を書く時間は、エンジンフル回転、脳みそフル回転、集中できる時間です。やろうと思えば永遠にやってしまうので、今日は2時間と決めて取り掛かります。明日フレッシュな頭でもう一度取り掛かり、ブラッシュアップする予定

15:00

他リートの適時開示の情報を確認。

この日は決算短信や決算説明会資料が公表されているので、時間をかけてじっくり確認。他リートの決算説明会資料の説明切り口が勉強になります。物件取得、借入条件など、読み込めば見えてくるものがあります。

緑茶を飲みながらちょっと休憩。
先ほど終わった金融政策決定会合についての黒田総裁の記者会見を確認。コロナウィルス変異株の感染拡大や原油高の影響、消費者物価への波及などについてどのように見ているかを確認し、翌日以降の東証REIT指数にどのような影響があるか、自分なりに筋道を考えます。

16:00-17:00

機関投資家とZOOMでミーティング

ESG対応についてミーティングの申し入れがあり、サステナビリティ推進部長に同席を願い、ミーティング。ここ数年でESGに関する質問が急激に増えたことを改めて実感しました。

17:00

IR手元資料の手直し

先ほどの機関投資家とのミーティングでの質問事項を受け、データを整理して、IRミーティング時の手元資料の手直しをします。

19:10

本日の業務終了

帰る前にもう一度、他リートの適時開示が公表されているかを確認。
オフィスに残っているメンバーのうち、おなかをすかしているメンバーがいたので、オフィスのある愛宕グリーンヒルズ内の中華屋さんで、4人でちょっと1杯飲みながら餃子とホイコーローを堪能。

スターアジア不動産投資法人について

2016年4月に上場した総合型リートです。

東京圏を中心としたアセットタイプ分散型のポートフォリオを構築し、2022年1月現在では、オフィス、商業施設、住宅、物流施設、ホテルを合計60物件を運用しています。
資産運用会社はスターアジア投資顧問株式会社で、投資運用部、サステナビリティ推進部、財務管理部の3つの部署とコンプライアンスオフィサーで構成されています。
上場来、スターアジアグループの運用資産をベースとした外部成長と、抱負な経験とノウハウを持つ資産運用会社による内部成長の追求により、着実に成長し、資産規模を上場時から約2.9倍の約1,796億円(取得価格ベース)としました。
投資主利益第一主義追求のための施策として、「既成概念にとらわれない」アクティブマネジメントを継続的に実行しています。

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AM業務の面白みについて

一般的に「AM業務」とは、運用資産の運営管理が主業務ですが、Jリートは不動産運用でありながら金融商品です。

財務管理部である私にとっての最重要課題は「株価の維持向上」と位置付けています。金融マーケット、他リートの投資口価格やコーポレートアクションを比較検討しながら、日々の業界全体の変化を察知してIR戦略を立案することで、自分自身の成長にもつながっています。
さらには、不動産証券化協会認定マスターの資格取得によって、金融、会計、税制側面のみならず不動産管理運営に関連する知識を体系的に学んだことにより、リート運営に関してあらゆる側面からの議論に参加できるようになりました。

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認定マスターからのエール

ジャパン・リート・アドバイザーズ株式会社
(ユナイテッド・アーバン投資法人の資産運用会社)

財務部 兼 経営企画部貝畑 奈央子さん(M0801605)

現在、総合型J-REITのユナイテッド・アーバン投資法人の資産運用会社でIRと、ESG分野を中心とする経営戦略策定を担当しています。J-REIT業界に転職するまでは、不動産仲介会社でリサーチ、コンサルティングをしていました。不動産証券化マスターという資格の存在を知った当時、証券化スキームを用いた不動産投資は増加傾向にありました。私のマスター取得は、そうした不動産売買の内容、売買に参加している投資家を理解しようと勉強を始めたことがきっかけでした。マスター取得後もしばらくは直接的に不動産投資・運用の実務に関わることはありませんでしたが、不動産証券化市場が拡大する中、リサーチ、コンサルティングのスキルを活かしつつ、より実務に近いところで働きたいと思うようになり、他業界・他業種への転職を決意しました。

IRは投資家やレンダー等との対話を担うフロント業務です。対応すべき分野はポートフォリオの運用状況の他、不動産賃貸・売買市場、金融市場、保有物件のテナントが属する各業界等、非常に多岐にわたりますが、各分野の動向について常にアップデートしておく必要があります。経営戦略策定においても、不動産や証券化にかかわる制度、ESGにかかわる様々な動向への理解は不可欠です。そういう意味で、マスター取得のために勉強したことはもちろん、不動産証券化協会から継続教育の一環としてマスターに提供されている幅広い分野の情報や研修は、適時開示や年2回の決算発表後に行う投資家との面談、投資家からの電話やメールでのお問い合わせに対応する際の“必修科目”と感じています。

マスター取得の甲斐もあり、他業界・他業種の仕事でもスムーズにスタートすることができました。現職に就いてから約3年半(2021年12月末時点)になります。マスター資格はご自身のキャリアパスの可能性を拡げることに繋がります。ぜひマスター取得にチャンレンジしていただき、今よりも更にご自身が活躍できる道を切り拓いていっていただきたいと思います。

三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社
(日本ロジスティクスファンド投資法人の資産運用会社)

財務企画部金子 智衣さん(M1707169)

私はJ-REITの資産運用会社で資金調達を担う財務企画部に所属しています。J-REITは投資家・借入先からの投融資で不動産を取得しているため、資金調達は不動産運用の継続、資産規模の拡大において重要な役割を担っています。投資家・借入先に対してIRを実施し丁寧なコミュニケーションで信頼を得るとともに、情報の非対称性を解消して資本コストの低減を図ることが財務企画部の主な役割です。また、投資家・借入先からのフィードバックを経営に反映し、事業戦略の見直し・改善を行うことで企業価値の向上を図る役割もあります。
当社の財務企画部では戦略立案と投資家・借入先への説明等一連のIR業務を行っており、私自身も全般的に業務に関わっています。IRのやりがいは、投資家・借入先との信頼関係を構築するための戦略の立案と丁寧なIRを実施することで、中長期的にはJ-REITの企業価値の向上という形で結果が見える点だと思います。投資家・借入先の期待と市場動向・自社の立ち位置を把握しながら戦略を立案し、戦略に従って着実に目標を達成していく、そして説得力を持って運用状況を伝えることを意識しながら業務を行っています。

私は証券業界からJ-REIT業界に転職しており、当初は不動産に関する知識はほとんどありませんでした。証券アナリストや簿記2級の資格を取得しているため金融・簿記の基本的な知識はありましたが、不動産運用では独特の経営指標や税法が用いられるため戸惑うことも多かったです。不動産証券化協会認定マスターの資格取得のなかで、金融・簿記の基礎的な知識を不動産運用に活かす方法や、不動産ファンドに関する基本的な知識を網羅的に学ぶことができました。
J-REIT業界に転職してきて柔軟な働き方や従業員教育をサポートする会社が多いと感じています。私自身も在宅勤務や時差勤務を始めライフスタイルに合わせた働きやすい環境を整えたり、会社の教育制度を積極的に活用するなど充実した働き方ができています。また、不動産に関する専門的な知識を幅広く身に着けられることも大きな魅力です。これからJ-REIT業界を目指す方々もご自身のライフスタイルやキャリア形成に適した会社が見つけられることを願っています。

イオン・リートマネジメント株式会社
(イオンリート投資法人の資産運用会社)

資産管理部北山 麻樹さん(M2109670)

私は、商業施設型リートの期中管理部門に在籍しています。期中管理部門の主な業務としては、年度管理計画の作成と予実管理、資金移動や各種支払い、投資対象不動産が適切に維持管理されているかの確認、PMやBMなど不動産の維持管理にあたる関係当事者との協働およびその業務モニタリング、各種レポーティングなどがあります。
私がやりがいを感じる場面は、商業施設の現地確認の際、施設利用者が笑顔で過ごされているのを見た時です。アセットマネージャーの役割は、投資家の利益を最大化することにありますが、それは利用者にとって心地いい施設を実現することと密接に関連するはずです。お客さまであれば楽しく買い物できる、従業員の方にとっては楽しく働ける、今後もそんな商業施設の実現を目指していきたいです。
さて、今回女性マスターとしての特集ということですが、私の所属する会社の女性比率は約30%と、50%にはまだまだ届かないものの、全国平均を上回っています。私の所属する期中管理部門は、年間のスケジュールが比較的決まっている方なので、様々なライフイベントに直面することが多い女性にとって、そして女性に限らず多様な働き方を求める皆様にとって、働きやすい職場かと思います。にも関わらず、前述の通り現状女性はまだ少数派ですので、これから皆様にご活躍いただく余地は大きいと考えます。
不動産証券化協会認定マスターは、不動産と金融分野にわたる幅広い実践的な専門知識を有することを証明する資格です。資格を取得するために必要とされる養成講座では、不動産、金融、法律、税・会計制度など幅広い内容を体系的に学びますが、これらの内容は全てアセットマネージャーの実務に役立つ知識です。また、資格取得後も継続的教育の制度があり、最新の動向に常にキャッチアップできることも魅力です。マスターとしての高度な専門知識は、ご自身の活躍の場を広げるのにきっと役立つことでしょう。皆様のそれぞれのご活躍をお待ちしております。

三井不動産投資顧問株式会社
(三井不動産プライベートリート投資法人の資産運用会社、不動産私募ファンドのアセットマネジメント会社)

海外事業部 兼 投資営業部 兼 ストラクチャード・ファイナンス部福原 理子さん(M1204892)

2年ほど前から、三井不動産投資顧問株式会社で、私募リート用および私募ファンド用案件の取得業務と私募ファンドの投資家営業業務に従事しています。動産でビル用地の取得業務を実施しておりましたが、不動産本体とは違う投資顧問会社での面白さと難しさは、投資家のお金で案件を取得し、運用する点です。投資家毎に違った案件趣向、好みのシナリオ、重視するリターンのポイントがあり、案件毎にどの投資家がこの案件を好むか?を当てはめていく仕事は、日々の投資家とのコミュニケーションが全てです。用地取得にあたっても、スポンサー以外の仕上げた稼働案件の取得に向けて、他社や他ファンドとの幅広い方々とのコミュニケーションが必須になってきます。同業者はもちろん投資家でも女性が少なく、取得業務は女性に向かないのでは?と思われがちですが、すぐに覚えてもらえることに加えて、人を紹介してもらったり、懇親会へお声がかかったりというのも、普通の男性社員よりも多いと感じています。今は、珍しいことも強みにつながると信じて日々仕事に従事しています。
最後に、私はマスター取得により、当社への出向の機会を得、自らのキャリアの幅を広げることができたと感じております。皆さんも是非マスター取得を通して自らの活躍の幅を拡げていただきたいと思います。

不動産証券化協会認定マスターになるには

以下の条件を満たす必要があります

※2024年度コースの受講者は、これまで資格認定に求められていた「金融又は不動産の2年以上の実務経験」が必要なくなります。詳細は新制度を参照。

01マスター養成講座の
全課程を修了
(知識要件)

マスターとして資格認定されるためには、不動産証券化に関する知識やスキルの修得のために「マスター養成講座(知識編:Course1・演習編:Course2※)」を全て受講し、修了することが必要です。
※Course1修了試験(毎年11月実施)に合格した方がCourse2を受講することができます。

【Course1修了試験】
Course1で学習する6科目の教材を出題範囲としてマークシート方式(四肢択一問題、100問)で試験を行います。合格には、6科目の合計得点が当年度の合格基準点以上でありかつ各科目の得点が所定の基準(非公表)を満たしていることが必要です。

過去の実績をみる >

マスター養成講座を受講する

マスター養成講座は、「知識編:Course1」と「演習編:Course2」で構成され、不動産証券化に関わる専門家として身につけるべき実践的な知識や能力を体系的に効率よく修得することができます。不動産証券化に関する学習内容は、不動産や金融に関する基礎知識はもちろん、不動産の投資分析をはじめ、関連する法律、税・会計制度やファイナンスの知識など多岐にわたります。宅建士や簿記検定、証券アナリストの学習経験者は比較的スムーズに学習を開始することができます。

知識編
Course 1

Subject 101

企業と不動産

不動産ファンドや不動産運用の全体像や、この産業を担う人材に求められる能力を理解することを目的としています。不動産や金融の実務経験のない方でも不動産証券化の理解が進むように、コーポレートファイナンスの原理や不動産投資法人のビジネスモデルなどを学ぶとともに、マスター養成講座の学習内容を俯瞰していきます。

Subject 102

不動産証券化の概要

不動産証券化の機能や仕組みを理解することを目的としています。機能や仕組みのほか不動産取引や金融市場、金融機関等の機能の基礎知識を学びます。

Subject 103

不動産投資の基礎

不動産投資やアセットマネジメント(AM)について理解することを目的としています。不動産投資の概念やAM業務のほか、市場指標の見方、デューデリジェンス、鑑定評価、プロパティマネジメントなどの実務の基礎を学びます。

Subject 104

(上)不動産証券化の法務 
(下)不動産証券化の会計・税務

不動産証券化商品の組成や管理の実務において必要となる法律、会計及び税務の基本的な知識を学びます。不動産証券化に特有の法的論点や各スキームや事業に必要な法律的知識、会計・税務上の各論点を学習します。

Subject 105

不動産ファイナンスの基礎

不動産証券化における資金調達の実務や基本的なファイナンス理論について学習します。ファイナンスの基礎やREITの資金調達、デットやエクイティの評価などを学習します。

Subject 106

不動産証券化と倫理行動

不動産証券化に携わるマスター認定者に求められる行動規範や専門家としての責任について学習します。

演習編
Course 2

Subject 201

【実務演習】不動産投資分析

実物不動産投資を行う上で必要となる知識や分析手法などをケーススタディや演習を通じて身につけます。収益用不動産の評価として最も重視されているDCF法を中心に、不動産投資判断に必要な分析手法を修得することができる内容です。

Subject 202

【実務演習】不動産ファイナンス

テキストや演習を通じて不動産信託受託や不動産融資に必要な知識、融資条件の考え方、融資実行プロセスをレンダーの視点に立って学習し、受講者それぞれの立場から自分なりの取組み基準を身につけることができる内容です。

Subject 203

【実務演習】不動産証券化商品分析

J-REITモデルを用いたシミュレーションやJ-REITの銘柄分析、投資指標、定性評価などを学び、J-REITのインカムゲインおよびキャピタルゲインの変動のメカニズムを理解します。また私募REITモデルの分析からJ-REITとの相違点を学習します。

学習のすすめかた

マスター養成講座のWeb講義やマスター資格認定後の継続教育は、受講専用Webサイト(ARES CAMPUS)のマイページから受講します。

体験学習・動作環境をみる >

学習のすすめかた

学習のすすめかた

02職業倫理に関する遵守誓約書や
承諾書を提出(倫理行動要件)

不動産証券化協会は、マスター職業倫理規程を定めマスター認定者に対して専門家に相応しい公正かつ適正な行動を求め、資格認定者の倫理行動をモニタリングします。
マスター認定者がこの規則や関連法令等に反し、不正・不当な行為を行った場合には厳重注意や資格の取消し等の処分を行います。
そのため、マスターとして認定されるためには、諸規則の遵守誓約書や氏名公表の承諾書の提出が必要です。

「認定マスターになるには」の詳細をみる >

受講料

不動産証券化協会の会員外の方(一般)は、マスターに資格認定されるまでに以下の受講料が必要です。
一般受講者のモデル受講料
Course1 受講料:107,800円 + Course2 受講料:63,800円 = 171,600円(税込)
学生のモデル受講料(学生割引)
Course1 受講料:66,000円 + Course2 受講料:31,900円 = 97,900円(税込)
受講料の詳細をみる受講料の詳細をみる

不動産証券化協会とは

不動産証券化協会は、
不動産証券化業務の適正かつ円滑な運営の確保と不動産証券化の普及推進を通じて、
投資家の保護と不動産証券化商品市場の健全な発展を図り、
もって不動産投資市場の拡大に寄与することを目的に設立された一般社団法人です。

よくある質問

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